いくつかのアナログダイヤルが配置されたデザインは、一見すると銀塩カメラのよう。そのすべてがしっかりとした剛性感、重厚感を持っていて、道具としての美しさがあふれている。
XシリーズのJPEGは元々すごくキレイなので、レタッチが苦手な私が必死に仕上げて「どうだ!」と出力しても、全然撮って出しの方が上だというね・・・・(涙)。いや、いいんだけど。その方が純粋に、簡単に、写真を楽しめるのがXシリーズの魅力でもあるんですよね。
操作性の一番のポイントは、このフォーカスレバー。小さなスティック状のレバーですが、これがAFポイントの選択専用となっています。これがとても良く出来ています。画面全体に広がったAFポイントを素早く確実に選択するのに、こんなに優れた操作系は他にはないと思います。
全体の解像度は従来のX-Trans CMOS同様ローパスレスらしい解像度の高い画を作ってくれるので三脚付で撮影した画は期待通りの出来映えでした。
236万ドットは伊達じゃない。X-T1ほど大きなファインダー倍率ではないものの、十分過ぎるほど見やすい。
ある意味X-T10をX-T10たらしめている重要な要素であるのがEVF。X-T1の素晴らしいEVFの影に隠れてしまっていますが、X-T10のEVFも結構気合いが入っています。接眼窓が大きく、適度に飛び出していることもあって、X-T10のEVFは非常に覗きやすく、見た感じもそこそこ自然で、情報表示も画面に出しゃばりすぎずにちょうど良い感じです。
X-E2はとても自然にじっくりと使うことが出来た気がします。X-Pro1,X-E1そしてX-M1と触らせていただいた経験があるというだけの理由ではなく、もともと理にかなった操作系を持っている上に、X-E2は旧機種の弱点を丁寧につぶして本当に完成度が上がっているためだと思います。AFのレスポンスも然り、AFボタンの位置の変更も然り。ダイヤル操作とQボタンやFnボタンなど、Xシリーズの勘所を押さえたらとても手になじみます。
素人でもしっかり狙ったところにピントを合わせてくれる。とくに便利なのが顔認識AF。これは子供撮影に重宝します。
元々フィルムメーカーとして操業を始めて今年で80年。老舗の「色へのこだわり」は今でも健在であることはX-E2の仕様説明でも確認済み。
ダイアル類で、自分好みの設定を作ることが可能です。でも、そんな手間を掛けられないときは、左のダイアルに設置されたレバーをAUTOに合わせれば、アドバンストSR オート(58パターンから、カメラが自動でシーンに合わせた最適な撮影条件を設定)で気軽に撮影することも可能です。
基本的な操作方法はシリーズを通して一貫しているので慣れると「Xシリーズ」はすべて違和感なく使うことができます。というかすごく使いやすいです(私感)。約2年ぶりにFUJIFILM のカメラをお借りしましたが、最初から違和感なく自然に使えました。
このセンサーの高感度耐性はフルサイズ機に迫るほどの性能!!これが非常に魅力なのです
やはりFUJIFILMのXシリーズは精細に撮影でき、良い色が出ますね。
この X-Pro2 で加わった白黒フィルムの美しい陰影を再現した ACROS では、ちょっと歴史のある被写体を取ると雰囲気が増す。
中でもXシリーズで撮影した画には、ほかで撮影したものとはひと味もふた味も違う不思議な湿度ある発色と立体感があって、毎回嬉しい驚きを感じるのだけど・・・ それもそのはず 現実の色(測色)と脳内で変換された色(記憶色・期待色)の差を心地よいバランスで仕上げる画像処理エンジンの開発にこだわっているからなのだ!(なんせ自社開発っすからw)
色が自然で素晴らしい。高感度でもISO3200までならいけると思う。やはり富士フイルムのカメラは高感度に強い。
緑色の表現がとても鮮やかで綺麗です。さすがFUJIFILM。写真によっては実際よりもオーバーな緑色になったりもしますが不自然さは一切なく、逆に「いいぞもっとやれ」と応援したくなる方向性です。
X-T10で娘の写真を撮りまくっていて感心するのが、肌色の絶妙な再現性です。さすが富士フイルム。髪の毛の描写もシャープでありながら柔らかさが表現できていて、子供のスナップには最高かも。
AFを外さず、撮り続けてくれるのが、ありがたいですね。JPEGなら、高速連写モードで、83枚撮り続けてくれます。可逆圧縮RAWなら33枚、非圧縮RAWだと27枚。スペック的には十分過ぎるくらいです。
やはりファインダー内に被写体の全体像とピント合わせのスプリット画像の二つを表示したのはすごいことです。被写体の全体像とピントを合わせたいところを一挙に確認できるのはすごいです。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。