作品提供:イトウ マサタカさん、栗原大成さん、平井 周作さん、Chan Liang Jenさん、GO TAKEUCHIさん、IJIRI KOUICHIさん、Kaori Kojimaさん、Kudaka Shojiさん(順不同)
2023年4月28日 から 2023年6月15日まで開催した
「東京カメラ部×FUJIFILM10選 - Colors Like Film -フォトコンテスト2023」へ
たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
素晴らしい作品の中から選ばれた入賞作品をここに発表いたします。
-20℃の暗闇の中、少しずつ明るくなるにつれ見えてきたハルニレの木は、この寒さにより真っ白に霧氷していた。地平線は少しずつ明るくなってきたが、空にはまだ星が見えており幻想的な光景を寒さで手がかじかむ中夢中になって撮影した。この星空と夜明けの繊細な色を表現するために、ありのままの色味を出しながらも綺麗な発色をする「PROVIA/スタンダード」をフィルムシミュレーションに設定。またこの日は多くの知り合いが撮影に来ており、この景色を皆で共有できたのもいい思い出だ。
カメラ:「FUJIFILM X-T4」
レンズ:「Tokina AT-X 11-20 PRO DX」
フィルムシミュレーション:「PROVIA/スタンダード」
基調となる赤を印象的にする為に「Velvia/ビビッド」を使用しました。スナップでよく使われるフィルムシミュレーションといえば「クラシッククローム」が恐らく筆頭で、「Velvia/ビビッド」を選択肢に入れるのは少数派かもしれませんが、自分にとっては「Velvia/ビビッド」のコントラストの強さはむしろスナップに効果的。発色の良さも相まって無機質な街でも華やかさを添えてくれる所が気に入っています。
カメラ:「FUJIFILM X100V」
フィルムシミュレーション:「Velvia/ビビッド」
銀座の路地は、ビルからの反射光が様々な色合いになる時間がある。その光を受けた空間は独特なコントラストと美しさがあって、「クラシッククローム」の特徴と相性が良い。カラークロームのブルーを強くする事で空間の質感を一層際立たせることができ、ドキュメンタリー調を持った演出作品として撮影する事ができた。
カメラ:「FUJIFILM X-T4」
レンズ:「XF23mmF2 R WR」
フィルムシミュレーション:「クラシッククローム」
Walking in the foggy morning across the Brooklyn bridge brings me back in time , the black and white film simulation complements the sense of depth and the contrast of the scene so well it just feels right.
カメラ:「FUJIFILM X-T1」
レンズ:「XF35mmF1.4 R」
フィルムシミュレーション:「ACROS」
FUJIFILMの写す夕空がとても好きなので空とシルエットで作品を作りたいと思いました。陽が沈みゆく大空をランタンで灯すイメージです。使用した「クラシッククローム」は明暗の表現が好きで気に入っています。この時は雲の雰囲気がとても良く、またシルエットとの相性も良いので選びました。
カメラ:「FUJIFILM X-T2」
レンズ:「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」
フィルムシミュレーション:「クラシッククローム」
2月とはいえ強い日差しの降る沖縄で旅の最後に友人と何度も跳んだ。月日が経っていつか友人とこの一瞬を見返す時に、記憶が曖昧になって、少し違った記憶と感情を思い出すかもしれない。未来の自分達はこの一瞬を見て何を思い出すのだろうかという胸の高鳴りを作品に込めた。そして、空と海の淡い青色がまるで記憶の中で描かれた思い出のワンシーンような印象を与えるように「クラシックネガ」を用いた。
カメラ:「FUJIFILM X-S10」
レンズ:「XF35mmF1.4 R」
フィルムシミュレーション:「クラシックネガ」
太陽が釣り人を照らす光景は、命を奪う人間と命を失う魚、万物の創造主の縮図だと感じさせるものだった。美しい光景であるが、自然界において生死は全ての生命にとって平等であることに想像を広げると、自然への畏怖を強く覚えた瞬間だった。
カメラ:「FUJIFILM GFX100S」
レンズ:「GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR」
フィルムシミュレーション:「PRO Neg.Std」
火花が散る様子は偶然性があり、撮影のときもとても楽しかった思い出です。撮影時のフィルムシュミレーションは「ETERNA/シネマ」を使用しました。この設定は暗部を持ち上げるような階調を生み出し、撮影時のライブビューでもピント合わせなどがしやすいという利点があります。
カメラ:「FUJIFILM X-T4」
レンズ:「XF10-24mmF4 R OIS」
フィルムシミュレーション:「ETERNA/シネマ」