究極のセンサー、APS-C16M X-Trans CMOS II。世界最速0.08秒の瞬発力を誇る、独自の位相差AF。撮るたびに馴染んでいく操作系、感動を広げるWi-Fiなどを搭載したプレミアムミラーレスカメラ。
中でもXシリーズで撮影した画には、ほかで撮影したものとはひと味もふた味も違う不思議な湿度ある発色と立体感があって、毎回嬉しい驚きを感じるのだけど・・・ それもそのはず 現実の色(測色)と脳内で変換された色(記憶色・期待色)の差を心地よいバランスで仕上げる画像処理エンジンの開発にこだわっているからなのだ!(なんせ自社開発っすからw)
鮮やかで印象が強いので、こうして撮り比べると何でもかんでもVelviaにしてしまいがちです。そしてそれではいけない、と自制すると結局他を選べなくてPROVIAに戻してしまったり。フィルムシミュレーションは本当に奥が深そうです。モノクロモードにはまったりしたらそれこそ相当に楽しめそうです。
これには思わず「おおー!」と声が出ました。ハイビジョンのTVを観ているような?繊細さと色鮮やかさにびっくりしたのです。左下の方など、水槽ガラスのキズまでよく映し出しているのがわかりますので、ぜひFlickrの方で見て頂ければと思います。
色に迫力があります。マイクロフォーサーズだと色のコクが足りなくてフィルターをかけて脚色したりすることが多々あるのですが、X-E2ではそんな必要は一切ありませんでした。実際よりも華やかに撮れます。馬力の違いを感じました。
良くできてるなぁと思うのは、レンズを替えても、色味のコントロールができていること。 フィルムメーカーのレンズは素晴らしいとは良く言われるところですが、ちゃんと色味の管理ができているようです。
ベルビアに加え、万能なPROVIA、人物撮影向きなASTIA…といったように、「フィルムシミュレーション」というメニューでそれぞれのフィルムイメージが再現できます。これは他社でいうところのプリセットカラーなのですが、フィルムのカラー再現という視点でセットされているのがメーカーならではだなあと感心した次第です。
フィルム特性に併せてセッティングができるというのも、FUJIFILMならでは。 緑は鮮やかに。 肌色はより自然な感じで。 と言いつつ。 同じ肌色でも、人種によって色々あるので、その人に合った色が出せるように。 また、一方でモノクロにも対応できる階調表現にも対応。 この辺は、フィルムメーカーでもあるFUJIFILMならではですねぇ。
X-E2のフィルムブラケットで、果たして色味がどのくらい違うものかというのを意識して撮影してみました。 比較したのはProvia、Velvia、Pro Neg Stdの3種類。 どのモードであっても、緑と赤の色出しに富士フィルムらしい個性が出ているようで、それは富士のフィルムと似た傾向にあるのは間違いないようでした。
色がいいですね。その場の印象のまま・・・いや、それ以上の深い色合いで撮れます。撮影してて面白いです。
白壁に白いニットをもってくるなんてチャレンジングだな~と思いました。通常、3分間証明写真では「生首」になるから色の薄い服は着るな、というのが鉄則だった気がしますが、X-E2ではこうした微妙な色合いや素材感などを描き分けるのを得意としているのだそうです。壁との陰影や服のしわなどきれいに出ていますね。
森の緑を撮ってみると JPEGの撮って出しですが、綺麗な緑色を見せてくれます。
富士フィルムはご存じのようにフィルムメーカーです。フィルムカメラ時代にシェア80%のVelviaなどのフィルムを開発してきました。ですからデジカメの画づくりにも並々ならぬこだわりがあります。見るものに心地よい色を出す、記憶色と期待色を大切にしています。ではどのようにしてその色を作り出すのでしょうか。X-Trans CMOS IIとEXR Processor IIが低ノイズで好ましい色の画像を生み出すのです。
X-E2はrawから現像するよりもカメラ本体が備えている様々なモードを活用して、自分がイメージしている写真になるような色味だとか露出をいじりながら撮影していくのが楽しいのではと思い始めています。
フイルム時代から続く、記憶色、期待色の再現に技術を結集していることが、Xシリーズの人気になっていることを実感できました。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。