小型軽量ボディに、動いている被写体に強い「新AFシステム」と、最短表示タイムラグ0.005秒の電子ビューファインダー「リアルタイム・ビューファインダー」を搭載したプレミアムミラーレスカメラ。
XシリーズのJPEGは元々すごくキレイなので、レタッチが苦手な私が必死に仕上げて「どうだ!」と出力しても、全然撮って出しの方が上だというね・・・・(涙)。いや、いいんだけど。その方が純粋に、簡単に、写真を楽しめるのがXシリーズの魅力でもあるんですよね。
ある意味X-T10をX-T10たらしめている重要な要素であるのがEVF。X-T1の素晴らしいEVFの影に隠れてしまっていますが、X-T10のEVFも結構気合いが入っています。接眼窓が大きく、適度に飛び出していることもあって、X-T10のEVFは非常に覗きやすく、見た感じもそこそこ自然で、情報表示も画面に出しゃばりすぎずにちょうど良い感じです。
ダイアル類で、自分好みの設定を作ることが可能です。でも、そんな手間を掛けられないときは、左のダイアルに設置されたレバーをAUTOに合わせれば、アドバンストSR オート(58パターンから、カメラが自動でシーンに合わせた最適な撮影条件を設定)で気軽に撮影することも可能です。
X-T10で娘の写真を撮りまくっていて感心するのが、肌色の絶妙な再現性です。さすが富士フイルム。髪の毛の描写もシャープでありながら柔らかさが表現できていて、子供のスナップには最高かも。
使いやすいかどうかで言えば、レンズ光軸上に配置されたEVF、ほどよいグリップ、ダイヤル中心の操作系などなど、とても良く手に馴染みます。質感も金属を使っていないとは思えないほど高級感があり、手にした時の剛性感も十分。小さいわりに頼りなさはどこにもありません。
やはりFUJIFILMのXシリーズは精細に撮影でき、良い色が出ますね。
スペック等X-T1とほぼ一緒のはずですが、背面液晶やビューファインダーなどが高精細明るくなっている関係か、めっちゃ綺麗に見えると共に、撮れる感じがするので良いです
EVFはX-T1ほど高倍率ではありませんが、236万画素の有機ELパネルを使用しており、遅れも少なくフレームレートも十分。下位機種だからと行って決して手が抜かれているわけではありません。
X-T10のJPEGは総じて彩度が高めのような感じがしますが、XF35mm F1.4 との組み合わせでさらに立体感が相まって、このバラの花びらの隙間の影がとても神秘的に映りました。
Xシリーズを使っていて良いなと思うのは、そのコンパクトさです。Xシリーズだと、カメラを持っていても、なんだか周囲に溶け込める気がします。
Xシリーズの良さをそのままに欠点を丁寧に潰したことがよく分かります。普及機として小さく軽く作るために、いくつもの妥協や割り切りをした跡は見られず、これは明らかにこれまでのXシリーズとは一線を画す、新世代のカメラだと思います。
シャッター速度ダイヤルの下に付いているレバーはオートモードの切り替え。ワンタッチで出来るのはいいですね。
赤、黄色、緑(ちょっとだけですけど)、青が折り重なるカラフルな一枚。これはX-T10で撮りましたが、ほぼ撮って出しでこの鮮やかさなのです。紅葉は色飽和上等!くらいで記憶色に一番近くなります。
AFの性能が良いので、子供の一瞬の笑顔だとか動きをきちんと記録におさめられますね。ナチュラルな色遣いなので、肌色もキレイです。子供の写真を実はたくさん撮りました(笑)。
トリミングしているのに、こんなに細かく描写されているのには驚きました。
パキッとした色ではなく、温度感のある写真が撮れるのでFujiFilmのミラーレスはいいなぁ、と思います。なんとなく暖かみがあって、3割増しに美味しそうに見える感じがします。
X-T10の色乗りは流石に鮮やかです。液晶モニタがチルトするのも背の低い植物を撮影するのには便利。
X-T10ですが、まずファインダーと背面液晶がめっちゃ明るい。サクサク撮れる。操作は、FUJIFILM共通なので、Q(クイックメニュー)あるいは、ファインダーでボタンを押して、ファインダーを見ながら設定が変えられるので、気軽に操作ができる。
猫カフェでは、X-T10のチルト式液晶モニターが大活躍です。X-M1とかでも付いているので、そちらでもいいんですけどね。でも、ファインダーも電子水準器も一台でまとまっているのは、メリットでしょう。
富士フィルムの肌色の再現はかなり独特というか、透明感のある瑞々しい描写をします。好みもあるでしょうが、こと赤ちゃんの肌を綺麗に撮るなら富士フィルムの色がずば抜けていると思います。
液晶モニターと電子ビューファインダーの見やすさは明らかに進化というか明るく高詳細になっています。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。