小型軽量ボディに、動いている被写体に強い「新AFシステム」と、最短表示タイムラグ0.005秒の電子ビューファインダー「リアルタイム・ビューファインダー」を搭載したプレミアムミラーレスカメラ。
実際は小さいのに、よくぞこれだけ押し出しがあってボリューム感溢れるデザインにしたもんだと感心します。グリップがほとんどありませんが、軽量なのでこれでいいのでしょう。実際標準域のレンズを付けてる限り、ホールド性は問題ありません。
FUJIのXシリーズの共有のシャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤル。これ、ファインダーを見ながらでも操作できるので使い勝手が良いのです。
シャッター速度ダイヤルの下に付いているレバーはオートモードの切り替え。ワンタッチで出来るのはいいですね。
使いやすいかどうかで言えば、レンズ光軸上に配置されたEVF、ほどよいグリップ、ダイヤル中心の操作系などなど、とても良く手に馴染みます。質感も金属を使っていないとは思えないほど高級感があり、手にした時の剛性感も十分。小さいわりに頼りなさはどこにもありません。
ダイアル類で、自分好みの設定を作ることが可能です。でも、そんな手間を掛けられないときは、左のダイアルに設置されたレバーをAUTOに合わせれば、アドバンストSR オート(58パターンから、カメラが自動でシーンに合わせた最適な撮影条件を設定)で気軽に撮影することも可能です。
Xシリーズを使っていて良いなと思うのは、そのコンパクトさです。Xシリーズだと、カメラを持っていても、なんだか周囲に溶け込める気がします。
Xシリーズの良さをそのままに欠点を丁寧に潰したことがよく分かります。普及機として小さく軽く作るために、いくつもの妥協や割り切りをした跡は見られず、これは明らかにこれまでのXシリーズとは一線を画す、新世代のカメラだと思います。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。