究極のセンサー、APS-C16M X-Trans CMOS II。世界最速0.08秒の瞬発力を誇る、独自の位相差AF。撮るたびに馴染んでいく操作系、感動を広げるWi-Fiなどを搭載したプレミアムミラーレスカメラ。
X-E2はとても自然にじっくりと使うことが出来た気がします。X-Pro1,X-E1そしてX-M1と触らせていただいた経験があるというだけの理由ではなく、もともと理にかなった操作系を持っている上に、X-E2は旧機種の弱点を丁寧につぶして本当に完成度が上がっているためだと思います。AFのレスポンスも然り、AFボタンの位置の変更も然り。ダイヤル操作とQボタンやFnボタンなど、Xシリーズの勘所を押さえたらとても手になじみます。
ダイナミックレンジも広く、しっとりとした、高感度撮影でもノイズの少ないよい画像です。 現時点ではトップレベルです。ローパスフィルターレスの画像はくっきりしていますね。 35mmフルサイズカメラの画質に迫るものです。 また、フィルムシミュレーションがいいですね。アートフィルター系のフィルターでなくとも楽しめます。 さすがフィルムメーカーだと思いました。
中でもXシリーズで撮影した画には、ほかで撮影したものとはひと味もふた味も違う不思議な湿度ある発色と立体感があって、毎回嬉しい驚きを感じるのだけど・・・ それもそのはず 現実の色(測色)と脳内で変換された色(記憶色・期待色)の差を心地よいバランスで仕上げる画像処理エンジンの開発にこだわっているからなのだ!(なんせ自社開発っすからw)
外観は「X-E1」とほぼ同じ。フィルム時代のカメラを彷彿させるデザインです。金属ボディの質感が上品で、とてもカッコイイです。
EVFはX-E1と変わっていないようです。やはりこのクラスのカメラを手にすると、自然と覗いてしまいます。EVFっぽさはありますが(EVFなのだから当たり前ですね...)隅々まで見やすくて悪くありません。ピントをしっかり見えるし、やはり背面液晶の何倍も見やすいと思います。
逆光の光と砂の質感。X-Trans CMOSII センサーがしっかり描写してくれます。
クラシカルなデザインです。かっこいいです。好みは別れるかもしれませんが私はこういうの大好き。表面の質感も良好。ダイヤルなど細かな部分も抜かりはありません。高級感あります。グリップは小さめですが持ちやすかったです。
これには思わず「おおー!」と声が出ました。ハイビジョンのTVを観ているような?繊細さと色鮮やかさにびっくりしたのです。左下の方など、水槽ガラスのキズまでよく映し出しているのがわかりますので、ぜひFlickrの方で見て頂ければと思います。
X-E2はダントツにバランスが良い。光学ファインダーを諦めたことによるコンパクトなボディ、センサーに組み込まれた位相差AFによる高速AF、デュアルCPUによるレスポンスの良さ。
X-E2では全てJPEGで撮ったのですがISO6400でこれです。明らかに他社のカメラとは2段分くらい違う気がします。特に夜空のあたりはノイズがありますが、粒が揃っていて見苦しくありません。解像感も色の出方もシャドーの自然さも文句なし。いやはや、ここまでISO1600でがんばっていたのが馬鹿らしいほどです。
実際に撮影してみて感じることは、非常に簡単に、しかも、綺麗に撮影ができます。操作もわかりやすく、キットレンズの18-55mmは、F2.8-F4ととても明るく、シャープに撮れます。 コンデジからミラーレスにステップアップしたユーザーの次の目標として、X-E2は非常に良いカメラだと感じます。
薄暗い場所でもシャッタースピードが稼げるということ。X-E2はもとより高感度に強いことがわかったので、いろいろ撮ってみた今ならISO6400まで安心して上げられますが、そうすると手ブレはかなり抑えられるはずです。また、X-E2も薄暗い場所でもAFにストレスを感じさせない速度ですから、このレンズでテーブルフォトを撮るとレストランの照明やシチュエーションによらず、安心して持ち出すことができます。
X-E2でまず驚かされるのが、高ISO時の画質の良さ。この写真はなんとISO3200で、1/180sec. F1.4。レンズはXF35mmF1.4R。これがISO3200だとにわかには信じ難い。高ISO時の卓越した解像感と低ノイズ画質。これこそX-Trans CMOS IIセンサーの実力だ。
良くできてるなぁと思うのは、レンズを替えても、色味のコントロールができていること。 フィルムメーカーのレンズは素晴らしいとは良く言われるところですが、ちゃんと色味の管理ができているようです。
動き回る、薄暗いと条件が良くない割にはピントが迷うこともなくサッと撮れるので、ストレスを感じません。また、ISO感度も1600まで上げて撮っていますが、柔らかい写りには変わらず。
Xシリーズらしいダイヤルオペレーション。X-M1とは違いモードダイヤルではなくシャッターダイヤルつき。シャッターボタンの周囲が電源スイッチで、これは他社の一眼レフと同じなので、私にとっては非常に自然に使うことが出来ます。あ!と思ったらカメラを構えつつそのまま右の人差し指で電源が入れられるこの方式はとても理にかなってると思います。
レトロな外観が楽しめるだけでなく、独立したハードダイアルが多数あることでメニューへの良好なアクセスを実現したX-E2。併せてビューファインダーが内蔵していることで、撮影の流れがとてもスムーズになっているということが、外装仕様のポイントだと思います。
FUJIのデジ一に慣れている人は、そんなに操作系で迷うことはないです。 マニュアルをほとんど読まないおじさんでもすぐ使えましたから。(^^;
まったく良質の写りです。ISO1600くらいでは、何事もなくといった感じでノイズ感はありません。 この辺は新しいDSLRに共通で高感度ノイズの改善は目を見張るものがありますが、XE-2もAPS-C相当の撮像素子を持っているし、新しい画像エンジンEXR processor IIも優秀だという事のようです。 それに、単にノイズに強いというだけではなくて、やはりコンデジとは違った画像の力強さみたいなものも同時に提供してくれたと思いました。
白壁に白いニットをもってくるなんてチャレンジングだな~と思いました。通常、3分間証明写真では「生首」になるから色の薄い服は着るな、というのが鉄則だった気がしますが、X-E2ではこうした微妙な色合いや素材感などを描き分けるのを得意としているのだそうです。壁との陰影や服のしわなどきれいに出ていますね。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。