新開発のセンサーとプロセッサーにより、「Xシリーズ」史上最高の画質と機動性を実現したレンズ交換式プレミアムカメラ。光学式と電子式を切り替えられる世界唯一の「ハイブリッドマルチビューファインダー」がさらに進化。
いくつかのアナログダイヤルが配置されたデザインは、一見すると銀塩カメラのよう。そのすべてがしっかりとした剛性感、重厚感を持っていて、道具としての美しさがあふれている。
操作性の一番のポイントは、このフォーカスレバー。小さなスティック状のレバーですが、これがAFポイントの選択専用となっています。これがとても良く出来ています。画面全体に広がったAFポイントを素早く確実に選択するのに、こんなに優れた操作系は他にはないと思います。
236万ドットは伊達じゃない。X-T1ほど大きなファインダー倍率ではないものの、十分過ぎるほど見やすい。
素人でもしっかり狙ったところにピントを合わせてくれる。とくに便利なのが顔認識AF。これは子供撮影に重宝します。
基本的な操作方法はシリーズを通して一貫しているので慣れると「Xシリーズ」はすべて違和感なく使うことができます。というかすごく使いやすいです(私感)。約2年ぶりにFUJIFILM のカメラをお借りしましたが、最初から違和感なく自然に使えました。
この X-Pro2 で加わった白黒フィルムの美しい陰影を再現した ACROS では、ちょっと歴史のある被写体を取ると雰囲気が増す。
色が自然で素晴らしい。高感度でもISO3200までならいけると思う。やはり富士フイルムのカメラは高感度に強い。
AFを外さず、撮り続けてくれるのが、ありがたいですね。JPEGなら、高速連写モードで、83枚撮り続けてくれます。可逆圧縮RAWなら33枚、非圧縮RAWだと27枚。スペック的には十分過ぎるくらいです。
フルハイビジョン 60fps の動画はなめらかで美しい。
OVF(光学ファインダ)とEVF(液晶ファインダ)を組み合わせたこのファインダは画期的で、使うほどに感心する。基本は、光学のファインダに各種情報が重ねて表示される。その感覚は、一般的な一眼でファインダの枠外に情報が表示されるのとは似て非なるもので、近未来的。
ISO感度を設定するのは、X-Pro2の場合、メニューからではなくて、このシャッタースピードダイヤルの外側を引っ張ると、中に見えているISO感度を変えることができるという、往年のカメラ好きのヒトをくすぐるダブルファンクション式になっています。
画素数を大幅に増やしても、高感度は相変わらず強い。
「FUJIFILM X-Pro2」 + 「XF35mmF2 R WR」は起動もAFも早くて、とても使いやすかったです。思い通りに操作できて、ストレスを感じることなく撮影に集中できました。
使用頻度の高い機能をメニュー画面からではなく、ダイヤル操作とすることで、操作性を向上させている。この無骨なデザインは、おっさん世代にはたまらない。
液晶ビューファインダーのように連写をしてもブラックアウトがありません。日光がそのままファインダーを通して入るので、ファインダー越しの景色が自然です。
X-Pro2ではフォーカスレバーが新設されて、直接AFポイントが選べるので、操作性が格段によくなっています。
「所有する喜び」を与えてくれるカメラとはこのようなカメラを言うのだろうなと感じるデザイン。
上写真は「PROVIA/スタンダード」モードです。色のバランスが良くナチュラルなので、このモードで撮影すれば失敗はないと思います。
感度AUTOについてはかなり至れり尽くせりで、上限と下限、および最低シャッター速度(感度が上がるポイント?)を標準感度ISO200-12800の間で自由に設定できます。しかもその設定を3つ別々に持たせることが可能で、メニューから切り替え出来ます。
位相差画素の配置エリアを拡大したことで高速・高精度な位相差AFがより広い範囲で使えるようになりました。レスポンスも高速化しているので、かなり快適に撮影することができます。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。