贅沢な光学技術が生み出した大型のリアルタイム・ビューファインダー、操作をさらに快適にするデュアルリング、そして富士フイルムだけの色を作り出してきたフィルムシミュレーションが提案する豊かな階調の色が楽しめるプレミアムコンパクトデジタルカメラ。
EVFのファインダー窓右横にある「VIEW」ボタンで、液晶モニターLCDのみ、EVFのみ、アイセンサーで顔が(顔でなくても)ファインダーに近づいたときのみEVFがONになるモードと、アイセンサーでEVFとLCD自動切り替えのモードを選択できます。
このカメラは知らない方がファインダーを覗くと必ず驚嘆の声を上げる程、その特徴がEVFに集約されてる希有なカメラだと思います。なのでついついお借りしてるカメラとは言え、色んな方に『先ずは覗いてみて』と言って手渡したくなる衝動が抑えきれなくなる事もしばしばでした。
精細感は文句なく、コントラストも有機ELのわりにとても自然ですし、フレームレートも十分でカメラを振った時の像のがたつきなども思ったほど気になりません。
自分は液晶をチルトさせて、ウェストレベルファインダーのように上から見ながら撮ることが多いのですが、晴れた日はしばしば液晶が見えないことがあります。そんな時は、EVFがあるのは非常にありがたいことです。
EVFは結構見やすく、表示タイムラグはX-T1同等の0.005秒。実像式光学ファインダーよりもEVFの方が私は使いやすいと思います。
X30が発表になった時、当然EVFのほうが実用性に優れていることは頭で理解しつつも、一番の特徴であったOVFを捨ててしまったことにモヤモヤしたものを感じていましたが、実際使ってみて「これで良いんだ」と思い直しました。うん、これで良いです。こうあるべきだと思います。
リアルタイムビューファインダーはとてもきれいです。
EVFの見え具合はクリアで、光学ファインダーのようです。違和感がありません。
“FUJIFILM”では「フィルムシミュレーション」と呼ぶいくつか用意されてる画像の仕上がりを設定出来る機能も撮影後EVF越しのプレビューでちゃんと確認出来るレベルになっていて、EVFから目を離さずにどんどん撮影にのめり込めるのはカメラとして正しい価値なんじゃないかと思います。
液晶ビューファインダーの見え具合はX-T1と同等でとてもよいです。自動でファインダー内の明るさを調節するので常に見やすいです。X-T1と同様にフレーミングガイド、水準器、ヒストグラムなども表示できます。光学ファインダーとは違って情報は非常に多いです。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。