贅沢な光学技術が生み出した大型のリアルタイム・ビューファインダー、操作をさらに快適にするデュアルリング、そして富士フイルムだけの色を作り出してきたフィルムシミュレーションが提案する豊かな階調の色が楽しめるプレミアムコンパクトデジタルカメラ。
ボタンは、かなりしっかりした作りになっています。カメラを持つ喜び、手にする楽しみ、操る快感を感じさせる、Xシリーズの上位シリーズと同等の作り込みを感じます。
クラシッククロームは今までにない独特の雰囲気の写真が撮れて面白いモードです。トイカメラや銀残しなどのように、極端にいじるのではなく、あくまでもあっさりと、しかし明確に違いが出る絶妙な設定。それはVelviaモードにも言えるのですが、この対極にある二つのモードがいっぺんに味わえるX30(および今後のXシリーズ)は、また表現の幅がぐんと広がったと思います。
このカメラは知らない方がファインダーを覗くと必ず驚嘆の声を上げる程、その特徴がEVFに集約されてる希有なカメラだと思います。なのでついついお借りしてるカメラとは言え、色んな方に『先ずは覗いてみて』と言って手渡したくなる衝動が抑えきれなくなる事もしばしばでした。
去年はX-E1+XF23mmF1.4Rでの撮影でしたが、X30もかなりの写りですね。ボケはさすがに負けますが、精細感とか綺麗さとか暗いところでも撮影できるところとかとても良い感じ。
クラシッククロームの落ち着いた発色は、非常に好感が持てます。これ常用のモードになりそうです。
メカメカしい軍艦部です。FUJIFILMの良い所は、露出補正ダイアルがついているところ。モニターを見ながら、少しずつダイアルを回して調整ができるのが良いです。
広角28mmから望遠112mmのフジノン光学4倍マニュアルズームの広角、ワイド端F5で撮影。隅々までしっかり解像しています。
X30が発表になった時、当然EVFのほうが実用性に優れていることは頭で理解しつつも、一番の特徴であったOVFを捨ててしまったことにモヤモヤしたものを感じていましたが、実際使ってみて「これで良いんだ」と思い直しました。うん、これで良いです。こうあるべきだと思います。
FUJIFILM X30は2/3型センサーとは思えないほど精細で綺麗な写真が撮れますね。とても驚きました。
右手親指で操作する各ボタン配置とフォントデザインは私の心に妙に響きます。ほとんど説明書を読まずともスーーっと頭の中に入ってくるイメージです。
自分は液晶をチルトさせて、ウェストレベルファインダーのように上から見ながら撮ることが多いのですが、晴れた日はしばしば液晶が見えないことがあります。そんな時は、EVFがあるのは非常にありがたいことです。
精細感は文句なく、コントラストも有機ELのわりにとても自然ですし、フレームレートも十分でカメラを振った時の像のがたつきなども思ったほど気になりません。
一眼カメラを色々いじって撮影するフィルムカメラの楽しさとデジタルカメラの手軽さを併せ持つようなコンパクトデジカメでした。
「プレミアムコンパクト」の名に恥じない名機だと思います。クラシックカメラ風の筐体に、マニュアルズームリングによる操作性で「写真を撮ってる」と思わせてくれるカメラです。機能や性能も十二分に備えています。
ちょっと大人の雰囲気のイルミネーションには、FUJIFILMの新しいフィルムシミュレーションで、落ち着いた表現と深みのある色再現する「クラシッククローム」が、けっこう合います。
FUJIFILM X30は手ブレに強く、イルミネーションなどを綺麗に撮ることができますね。電動ズームでなく、レンズを回すことで直感的に画角を調整できるのも良いです
X30はレンズシャッターなので、シャッター音はほぼ無音チルトする液晶とも相まって、街中スナップでは非常に使いやすいカメラです。
富士フィルムのデジカメはさすがフィルムメーカーという感じで、ミラーレスでもフィルムシミュレーションのモードがあるのですが、それと同じようにX30でもシミュレーションが可能。また、アドバンスドフィルターも多数搭載しています。
明るいレンズとX-Trans CMOS IIの高感度性能は素晴らしいです。撮影データを見ると、シャッター速度はかなり遅いところまで粘り、ISO感度をむやみに上げないようになっていますが、手ぶれ補正がちゃんと効いているのか、変な失敗カットはほとんどありませんでした。
アドバンストフィルターにはクラシッククロームが新たに加わっています。Xシリーズ伝統のフィルムシミュレーションも搭載されていて、フィルムテイストも経験できます。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。