赤、黄色、緑(ちょっとだけですけど)、青が折り重なるカラフルな一枚。これはX-T10で撮りましたが、ほぼ撮って出しでこの鮮やかさなのです。紅葉は色飽和上等!くらいで記憶色に一番近くなります。
写真の色にフィルムメーカーの意地を感じますね。
良くできてるなぁと思うのは、レンズを替えても、色味のコントロールができていること。 フィルムメーカーのレンズは素晴らしいとは良く言われるところですが、ちゃんと色味の管理ができているようです。
X-T10の色乗りは流石に鮮やかです。液晶モニタがチルトするのも背の低い植物を撮影するのには便利。
ローパスレスとX-Transのフィルムっぽい適度なランダム性のある色配置がモノクロで良さを発揮するのかもしれません。
露出が違うせいもありますが、色合いがかなり違いますね。赤系にはFUJIFILMの方が合うかも。
ベルビアに加え、万能なPROVIA、人物撮影向きなASTIA…といったように、「フィルムシミュレーション」というメニューでそれぞれのフィルムイメージが再現できます。これは他社でいうところのプリセットカラーなのですが、フィルムのカラー再現という視点でセットされているのがメーカーならではだなあと感心した次第です。
パキッとした色ではなく、温度感のある写真が撮れるのでFujiFilmのミラーレスはいいなぁ、と思います。なんとなく暖かみがあって、3割増しに美味しそうに見える感じがします。
フィルム特性に併せてセッティングができるというのも、FUJIFILMならでは。 緑は鮮やかに。 肌色はより自然な感じで。 と言いつつ。 同じ肌色でも、人種によって色々あるので、その人に合った色が出せるように。 また、一方でモノクロにも対応できる階調表現にも対応。 この辺は、フィルムメーカーでもあるFUJIFILMならではですねぇ。
色がいいですね。その場の印象のまま・・・いや、それ以上の深い色合いで撮れます。撮影してて面白いです。
白壁に白いニットをもってくるなんてチャレンジングだな~と思いました。通常、3分間証明写真では「生首」になるから色の薄い服は着るな、というのが鉄則だった気がしますが、X-E2ではこうした微妙な色合いや素材感などを描き分けるのを得意としているのだそうです。壁との陰影や服のしわなどきれいに出ていますね。
富士フィルムはご存じのようにフィルムメーカーです。フィルムカメラ時代にシェア80%のVelviaなどのフィルムを開発してきました。ですからデジカメの画づくりにも並々ならぬこだわりがあります。見るものに心地よい色を出す、記憶色と期待色を大切にしています。ではどのようにしてその色を作り出すのでしょうか。X-Trans CMOS IIとEXR Processor IIが低ノイズで好ましい色の画像を生み出すのです。
X-E2はrawから現像するよりもカメラ本体が備えている様々なモードを活用して、自分がイメージしている写真になるような色味だとか露出をいじりながら撮影していくのが楽しいのではと思い始めています。
フイルム時代から続く、記憶色、期待色の再現に技術を結集していることが、Xシリーズの人気になっていることを実感できました。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。