Xシリーズを使っていて良いなと思うのは、そのコンパクトさです。Xシリーズだと、カメラを持っていても、なんだか周囲に溶け込める気がします。
X-T1のグリップは控えめですが、ホールド感はとてもいいです。 背面のこの出っ張り部分も親指の掛かりがよく、カメラをしっかりとホールドできます。 貼り革(というかラバーですね)も滑りにくく、ホールドの良さにとても貢献していると思います。
上写真は「PROVIA/スタンダード」モードです。色のバランスが良くナチュラルなので、このモードで撮影すれば失敗はないと思います。
逆光の光と砂の質感。X-Trans CMOSII センサーがしっかり描写してくれます。
Xシリーズの良さをそのままに欠点を丁寧に潰したことがよく分かります。普及機として小さく軽く作るために、いくつもの妥協や割り切りをした跡は見られず、これは明らかにこれまでのXシリーズとは一線を画す、新世代のカメラだと思います。
JPEGの発色と解像感がとてもいいですねぇ。少しカリッとしたのが好みの私に直球ストライクです。
感度AUTOについてはかなり至れり尽くせりで、上限と下限、および最低シャッター速度(感度が上がるポイント?)を標準感度ISO200-12800の間で自由に設定できます。しかもその設定を3つ別々に持たせることが可能で、メニューから切り替え出来ます。
シャッター速度ダイヤルの下に付いているレバーはオートモードの切り替え。ワンタッチで出来るのはいいですね。
良いカメラの条件は基本的なカメラの性能が高いことです。 X-T1は基本性能が高くかつ操作が直接ダイヤルなどですぱっと出来る優秀なカメラです。
位相差画素の配置エリアを拡大したことで高速・高精度な位相差AFがより広い範囲で使えるようになりました。レスポンスも高速化しているので、かなり快適に撮影することができます。
クラシカルなデザインです。かっこいいです。好みは別れるかもしれませんが私はこういうの大好き。表面の質感も良好。ダイヤルなど細かな部分も抜かりはありません。高級感あります。グリップは小さめですが持ちやすかったです。
赤、黄色、緑(ちょっとだけですけど)、青が折り重なるカラフルな一枚。これはX-T10で撮りましたが、ほぼ撮って出しでこの鮮やかさなのです。紅葉は色飽和上等!くらいで記憶色に一番近くなります。
X-Pro2のファインダーは光学と液晶のハイブリッドです。光学ファインダーはやはり見やすいです。
富士フィルムのXシリーズはほんとうにノイズの処理がうまいです。 1600万画素のJPEG画像としては完成の域です。
クリアで抜けの良い画質は、Xシリーズならでは。撮っていて気持ちが良いですね。
FUJIFILMのXシリーズに共通するデザインへの並々ならぬ意識の高さは、このカメラにも確かに受け継がれているようです。
AFの性能が良いので、子供の一瞬の笑顔だとか動きをきちんと記録におさめられますね。ナチュラルな色遣いなので、肌色もキレイです。子供の写真を実はたくさん撮りました(笑)。
X-Pro2から新たにフィルムシミュレーションに加わった「ACROS」という白黒モードを使ってみました。Xシリーズの白黒モードは以前から、ただ単に彩度をゼロにしたのとは違う、独特の階調表現を感じます。
これには思わず「おおー!」と声が出ました。ハイビジョンのTVを観ているような?繊細さと色鮮やかさにびっくりしたのです。左下の方など、水槽ガラスのキズまでよく映し出しているのがわかりますので、ぜひFlickrの方で見て頂ければと思います。
飛ぶ鳥や飛行機までちゃんと撮影できるX-Pro2のAFの速さを改めて実感しました。精細さや色の情報量もさすがのFUJIFILMという感じで、現像でディテールまではっきりと分かります。
上記引用は意図を明確にするために一部東京カメラ部株式会社によって加筆修正・強調されています。原文はリンク先をご確認ください。 このレビューは、東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償招待した体験イベントに参加して書かれています。事実誤認時の修正を除いてレビュー内容に第三者による一切の関与はありません。